QIプロジェクト2019|ホーム画面
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 日本病院会のQIプロジェクトは、2010年度に厚生労働省の補助事業として実施された「医療の質の評価・公表等推進事業」が前身となります。補助事業の終了後、日本病院会会員病院の医療の質を継続的に向上させるプロジェクト事業として位置付けられました。
 2010年度の事業は30病院で行われましたが、2011年度は85病院、2012年度は145病院、2013年度は226病院、2014年度は292病院、2015年度は342病院、2016年度は350病院、2017年度は349病院、2018年度は355病院、そして10年目となる2019年度は355病院が参加することになっております。
 測定項目は、厚生労働省の事業に参加した折に決定した、患者満足度や入院患者の転倒・転落発生率など11項目から32項目まで増やしてきました。さらに今年度は、「65歳以上の入院患者の転倒・転落発生率」や「18歳以上の身体抑制率」など、新たに6項目増やす予定です。
 また、2014年度からは、精神・療養病床を有する病院向けの項目も測定しています。今年度は、一昨年度に厚生労働省の補助事業で実施された共通指標セットより、「インシデント・アクシデント全報告中医師による報告の占める割合」や患者満足度など、精神病床を有する病院は9項目、療養病床を有する病院は10項目増やしました。
 QIプロジェクトは、「自院の診療の質を知り、経時的に改善する」ことを目的とし、医療の質を測定、評価、公表するための指標の検討と各病院でPDCAサイクルを病院の運営管理の手法に組み込むことを促す役割を担っています。年1回、参加病院が集まり、医療の質改善の事例を発表していただき、改善のノウハウを共有する機会も設けております。
 より多くの日本病院会会員病院の参加を得て、わが国の医療の質が年々改善してきていることをアピールしてゆきたいものです。
 

QI委員会・委員長  福井次矢



2015.8.6 病院長・幹部職員セミナー 福井次矢先生講演資料
「Quality Indicator(QI)を用いた医療の質管理」 PDF

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