QIプロジェクト2021|ホーム画面
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 日本病院会におけるQIプロジェクトは、平成22年(2010年)度に開始され、本年(2021年)度は12年目になります。
 QI(Quality Indicator)とは「質を表す指標」であり、医療分野においては、患者さんの健康の度合いを直接あるいは間接的に示す数値を意味します。患者さんの健康は、身体的側面(病気に罹るかどうか、痛みなどの自覚症状や麻痺などの他覚的徴候を有するかどうか等)・精神心理的側面(不安感やうつ症状の有無、満足度等)・そして社会的側面(医療費、日常生活への悪影響等)から捉えられます。また直接的に表す指標とは、例えば病院内で感染症がどのくらい起こったかという数値となります。その場合の間接的な指標とは、例えば院内感染を防ぐために職員がどのくらい手指の消毒を行ったかを示す数値ということになります。
 日本病院会では、当初は30病院が参加して11項目のQIを測定・公表しましたが、令和2年(2020年)度は、352病院が参加して41項目のQIを扱っています。
 QIプロジェクトの目的は、QIを測定・公表するという手続きを経て、最終的には「質を改善すること」であります。改善なくして、QI測定・公表の意義はありません。できるだけ多くの病院が本プロジェクトに参加され、医療の質の改善が日常的に行われていることを誇りを持って示されますよう、願ってやみません。
 海外では、米国や英国、オーストラリア、フランスなどのように、ほぼ義務的に全病院でQIの測定・公表が行われている国もあります。わが国でも数年前から全国展開する方向の動きがあり、さらにはOECD等による国際的な枠組みでの展開も視野に入ってきております。
 自院が提供している医療の質を改善するため、そして医療の質に関してわが国あるいは世界の中での立ち位置を知るためにも、できるだけ多くの病院がQIプロジェクトに参加されることを祈念いたします。
 より多くの日本病院会会員病院の参加を得て、わが国の医療の質が年々改善してきていることをアピールしてゆきたいものです。